もしあなたが
- エンゲージメントサーベイを実施したいと思っているなら
- なるべく費用をかけずにやりたいと思っているなら
今回の記事は、そんなあなたのためのものです。今回は、無料で活用できるおすすめのエンゲージメントサーベイを4つご紹介します。
1.エンゲージメントサーベイとは?その重要性と目的
1-1. エンゲージメントとは
まず、エンゲージメントとは、わかりやすく言うと「社員の会社に対する愛着や仕事への熱意」のこと。
社員が自分の仕事にやりがいを感じ、会社の目標に共感し、同僚と良好な関係を築けている状態を指します。
詳しくは、エンゲージメント早わかり!意味、必要性、メリットをギュッと凝縮をご参考ください。
ここであなたに質問です。
社員のエンゲージメントが低かったら、どんな問題が起きると思いますか?
想像してみてください。生産性の低下、離職率の上昇、イノベーションの欠如、、、恐ろしいことになりそうですよね。
1-2. エンゲージメントサーベイなぜ必要?
そんな状況を避けて、改善につなげるためのツールが「エンゲージメントサーベイ」なのです。
定期的にサーベイを行うことで、社員の本音に耳を傾け、組織の課題を発見することができます。
例えるなら、エンゲージメントサーベイは「会社の健康診断」のようなもの。定期的にチェックすることで、重大な病気を未然に防げるのです。
- エンゲージメントの高い組織は、生産性が高く、イノベーティブで、業績も良好
- 逆に、エンゲージメントの低い組織は、パフォーマンスが低く、人材流出のリスクが高くなる
ということが分かっています。
そんなわけで、早速、自社でできるエンゲージメントサーベイについて見ていきましょう。全部、無料で使えますから、ぜひ、社員さんの声に耳を傾けるきっかけにしてみてください。
2.Google Formsを活用したエンゲージメントサーベイ
Google FormsはGoogleが提供する、無料のアンケートツールです。実は、このGoogle Formsを使って、簡単にエンゲージメントサーベイを実施できるのです。
2-1. Google Formsの特徴
Google Formsは無料で使え、しかも、Googleアカウントさえあれば、誰でも簡単に利用できます。
操作も簡単で、質問の作成、回答の収集、結果の分析まで、一連の流れがスムーズに行えます。ITに疎い社員さんでも難なく使えます。
2-2. エンゲージメントサーベイに必要な質問例
では、具体的にGoogle Formsでどんな質問を聞けばいいのでしょうか?一例を挙げるとこんな感じ。
- 仕事にやりがいを感じているか
- 会社の目標や戦略に共感できているか
- 上司からのフィードバックは適切か
- 同僚との関係は良好か
- 自分のスキルを発揮できる機会があるか
これらの質問を5段階の選択肢(「非常にそう思う」から「全くそう思わない」まで)で聞くのが一般的です。自由記述欄を設けるのもおすすめです。社員の生の声を拾えますから。
2-3. Google Formsを使ったサーベイの実施方法
サーベイの実施は、以下の手順で進めます。
- Google Formsで質問を作成
- 社員にメールなどでURLを共有
- 回答を呼びかける
- 結果を分析し、課題を明らかにする
- 改善のためのアクションを立案・実行
匿名性を担保することで、社員さんの本音を引き出しやすくなります。
次の章では、もう一歩進んだエンゲージメントサーベイのツールをご紹介します。Google Formsよりも高機能で、より深い分析ができるものをピックアップしました。
3.SurveyMonkeyなら簡単にエンゲージメント測定
Google Formsよりもう少し本格的なエンゲージメントサーベイをお探しなら、SurveyMonkeyがおすすめです。世界的に有名なアンケートツールで、直感的な操作性と高い分析機能が特徴です。
3-1. SurveyMonkeyの特徴
SurveyMonkeyは、Google Formsよりも高度な設問や分析ができるツールです。無料プランでも十分な機能がありますが、有料プランにすればさらに充実した機能が使えます。
例えば、設問のロジック設定。回答者の答えによって、次の設問を変えることができるのです。これにより、より詳細で的確な情報が集められます。
また、結果の分析機能も優れています。回答データを自動的にグラフ化してくれるので、視覚的に傾向をつかむことができます。
3-2. SurveyMonkey活用のコツ
SurveyMonkeyを活用する上で、いくつかのコツがあります。
まず、設問は詳細すぎず、かつ具体的に。抽象的すぎる質問は避け、社員の実情に即した問いかけを心がけましょう。選択肢も、適度な数に絞ることが肝心です。
次に、サーベイの実施タイミング。年に1回の実施では、変化の兆しを見逃してしまうかもしれません。四半期に1回など、適度な頻度で行うことをおすすめします。
そして、サーベイ後のフォローを忘れずに。結果を社員に共有し、改善のアクションを示すことが大切です。「サーベイをやりっぱなし」では、社員の信頼を失ってしまいます。
3-3. SurveyMonkeyのエンゲージメントテンプレート
実はSurveyMonkeyには、エンゲージメントサーベイのテンプレートが用意されています。
テンプレートを使えば、質問の作成から結果の分析まで、効率的に進められます。エンゲージメントサーベイが初めての方でも、手軽に始められるのです。
無料のテンプレートもありますので、ぜひ一度チェックしてみてください。自社に合ったものがきっと見つかるはずです。
さて、次の章では、Microsoftのツールを使ったエンゲージメントサーベイをご紹介します。
4.Microsoft Formsで社員の本音をキャッチ
あなたはMicrosoft Formsは使ったことがありますか?
これはMicrosoft 365のユーザーなら無料で使える、アンケートツールです。普段からMicrosoftのツールに慣れ親しんでいる会社なら、違和感なく導入できるかもしれません。
4-1. Microsoft Formsの特徴
Microsoft Formsは、シンプルで直感的なインターフェースが特徴です。Wordやエクセルを使ったことがあれば、すぐに操作を習得できるでしょう。
設問のバリエーションも豊富。選択肢、自由記述、リッカート尺度など、多彩な形式の質問が作れます。
回答者の利便性を考えて、スマートフォンでの表示にも最適化されています。
また、回答データをエクセルにエクスポートできるのも強みです。エクセルの豊富な機能を使って、さらに高度な分析が可能になります。
4-2. Microsoft Formsを使ったエンゲージメントサーベイの進め方
Microsoft Formsを使ったエンゲージメントサーベイは、以下のステップで進めます。
- Microsoft Formsで質問を作成
- 社員にURLを共有(メールやチャットツールを活用)
- 回答を呼びかける(社内の各種チャネルで告知)
- 結果をエクセルにエクスポートし、分析
- 課題を明らかにし、改善のアクションを立案・実行
Microsoft Teamsと連携すれば、チャットやビデオ会議で直接サーベイを配信することもできます。社員とのコミュニケーションが活発な会社なら、高い回答率が期待できるかもしれません。
4-3. Microsoft Formsの活用事例
Microsoft Formsを実際に活用している企業の事例を見てみましょう。
ある中堅IT企業では、月1回のペースでMicrosoft Formsを使ったエンゲージメントサーベイを実施しています。
社員の満足度や課題感を定期的に把握することで、きめ細やかな改善アクションにつなげているのだそうです。
また、別の製造業の会社では、Microsoft Formsを使って社員の健康状態をチェックしています。在宅勤務が増えた今、社員の心身の健康を守ることも会社の重要な責務です。
エンゲージメントサーベイと併せて、社員の総合的なコンディションを確認しているのです。
普段からMicrosoftのツールを使っている会社なら、Microsoft Formsは使いやすいかもしれませんね。
次の章では、最後におすすめするエンゲージメントサーベイのツールをご紹介します。今までご紹介したツールの中で、最も高機能かつ本格的。エンゲージメントサーベイを極めたい方は、ぜひチェックしてみてください。
無料で高機能なQuestionProのエンゲージメントサーベイ
最後にご紹介するのは、QuestionProのエンゲージメントサーベイ。これまでご紹介したツールの中で、最も高機能で本格的なサーベイが実施できます。
5-1. QuestionProの特徴
QuestionProは、企業向けのアンケートツールとして世界的に有名なサービスです。無料プランでも非常に高機能で、本格的なエンゲージメントサーベイができます。
例えば、設問のロジック設定。回答者の属性や回答内容によって、次の設問を柔軟に変更できます。これにより、より詳細で的確な情報が集められるのです。
また、結果の分析機能も秀逸です。回答データを自動的に集計し、グラフや表で可視化してくれます。部署別、属性別などの切り口で、エンゲージメントの傾向を把握できるのです。
5-2. QuestionProのエンゲージメントテンプレート
QuestionProには、エンゲージメントサーベイのテンプレートが豊富に用意されています。しかも、業界や職種に特化したものまであるのです。
例えば、小売業向けのテンプレートなら、接客やCS(顧客満足度)に関する質問が盛り込まれています。IT企業向けなら、技術力やイノベーションに関する設問がポイントです。
自社の特性に合ったテンプレートを選べば、より効果的なサーベイが実施できるでしょう。もちろん、自由にカスタマイズすることも可能です。
5-3. QuestionProを使ったエンゲージメントサーベイの事例
QuestionProを実際に活用している企業の事例を見てみましょう。
あるグローバル企業では、世界中の拠点でQuestionProを使ったエンゲージメントサーベイを実施しています。
統一されたプラットフォームを使うことで、グローバルでのベンチマークができるようになったのだそうです。
また、国内の大手メーカーでは、QuestionProを使って360度評価を行っています。
まず上司、同僚、部下など、多方向からのフィードバックを収集します。その上で個人の強みと弱みを浮き彫りにし、育成につなげているのです。
QuestionProは、エンゲージメントサーベイを本格的に進めたい企業におすすめのツールです。高い機能性と柔軟性で、自社に最適なサーベイが設計できるはずです。
無料プランでもかなりの機能が使えますので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。社員のエンゲージメントを高め、会社の成長につなげるチャンスです。
今回ご紹介した5つのツールは、いずれも無料で使える上に、導入のハードルが低いのが特徴です。
エンゲージメントの高い組織は、生産性が高く、イノベーティブで、業績も向上すると言われています。
社員の心に火をつけ、会社の成長エンジンを起動させるために、ぜひエンゲージメントサーベイを活用してみてください。
社員と会社が一体となって成長していく。そんな理想の組織を、エンゲージメントサーベイから始めてみませんか?