From:堀口寿人
ほろ苦いコーヒーを飲みながら
あなたも僕と同じなら、きっと自転車に乗れるだろう。
でも、生まれた時は乗れなかったはずだ。
なぜ乗れるようになったのか?
それは、必死に練習したからだ。膝をすりむきながら、怖い怖いと心臓をドキドキしながら練習していた時を思い出してほしい。
その結果、今自転車が乗れるわけだ。
学生時代のテストもそう。
テストの前には、テスト勉強した。だから、それなりに点が取れたわけだ。もし、全くテスト勉強しなかったら?もし、部活で日ごろ練習せずに、大会に出ることになったら?
絶対にうまくいかない。
コミュニケーションも同じだ。
コミュニケーション能力を向上させるには、適切なトレーニングだ。適切なトレーニングありきだ。
今回は、特に小手先のトレーニングじゃなくて、あなたの根っこから強化しなおすトレーニングを3つ紹介する。この3つはバラバラじゃない、セットだ。
このトレーニングは繰り返すほど効果が増す。必ず。そして、あなたはきっとまわりの人にとって今の数倍、魅力的な人になるはずだ。
- 話し上手だね!
- あなたって本当に話しやすいわ。
- あなたといると楽しいよ。
- 本当に素敵な時間をありがとう!
なんて言葉も、たくさんもらえるようになるかもしれない。いや、そうなって当然のトレーニングなのだ。もちろん心理学的にも根拠がある。
まず最初に、あなたが目指すべき、コミュニケーション能力が高い状態を理解しておこう。
コミュニケーション能力が高いとは?
簡単なことほど、いざ取り組むときにどうしていいか分からなくなりがちだ。
だから、まず「どんな状態を目指すのか?」そのゴールを決めておきたい。
2つある。
上手に話せること
上手に話せることというのは、要するに、自分の意見や感情を的確に相手に伝えられることだ。
まあ、これに加えてユーモアがあるというのも確かに大事だ。ただ今回はコミュニケーションの本当の根本の部分について話したいので、今回は省略する。
本当の根本という意味は、それが、職場関係であれ、家族関係であれ、恋愛関係であれ、子供との関係であれ、友人関係であれ、結婚式であれ、葬式であれ、どんな関係でも、どんな場所でも必ず役立つという意味だ。
もし、あなたが「ユーモアの身に付け方」を知りたくて、この記事にたどり着いたなら、申し訳ない。ユーモアについてもまた別の記事で追って書こうと思うので、またその時に。
ただ、一つ補足しておくが、上の2つが上手にできる人は、それだけで人を幸せにできるし、人に必要とされる人になる。仮に、お笑い芸人のような面白い事を一言も言わなかったとしてもだ。
だから、「ユーモアがないと人を喜ばせられない」「ユーモアがないと人に好かれない」というのは間違いだ。
上手に聴けること
上手に聴けることというのは、相手の話を聴いて、それに適切に反応してあげられることだ。「聞く」じゃなくて、「聴く」と言っているのがポイントだ。
ただ無言で聞くのは、上手に聴くこととは違う。
聴くからには、適切な反応が必要だ。
例えば、こんな状況をイメージして欲しい。
大晦日。午後11時50分。
ダウンに身を包み高鳴るドキドキをおさえて、そそくさと歩く。
向かう先はお寺。除夜の鐘。年に一度のイベント。鐘には、その年一年の締めくくりにと、多くの人が並ぶ。あなたも、その後ろに並んで、その時を待つ。
あなたの番が回ってきた。かじかんだ手であなたは鐘つき棒に結ばれた縄を握った。
精一杯棒を後ろに引き・・・、思いっきり鐘に打ち付けた!
・・・
シーン。。。あれっ?期待に反して何も音がしない。
さあ、あなたはどう思うだろうか?
きっと、ガッカリすることだろう。「何じゃコレ?」と思うだろう。興冷めだと思うだろう。
「話を聴く」というのも、これによく似ている。相手の話に対して、あなたが適切な反応をしてあげられたら、相手の満足度は一気に増す。そして、あなたに好意を持つようになるわけだ。
この2つのスキルがある人が、コミュニケーション能力がある人だ。
今回のコミュニケーショントレーニングは、この「話す」と「聴く」の両方を強化することをやる。
と、その前にすごく大事なことがある。それは心構えだ。
コミュニケーショントレーニング前の心構え
そろそろ、あなたは「中々トレーニングのやり方を教えてくれないな」と思っているかも知れない。
でも、これはもったいぶっているわけじゃない。
すぐに、ここでトレーニングの話をしても、中々やる気にはなれないからだ。だから、トレーニングしやすいように、あなたの中身を調整してあげる必要があるわけだ。
心構えは3つある。これらの心構えなしにトレーニングしても、あまり効果は得られない。
やった分だけうまくなる
これからする話はいやらしく聞こえるので、なるべくならしたくない話だ。でも、ちょうどいい例なのであえて一肌脱ごうと思う。
何かというと・・・
僕は、女性とのコミュニケーションが得意だ。1日あれば彼女を作れる自信がある。出会いからお付き合いまででだ。
それは、なぜかと言うと、ちょっと話しただけで
- その女性が自分に好意があるか、ないか
- その後進展するかどうか?
- どこまで押せばいいか?
- どの時点で引けばいいか?
- 相手が何と言ってほしいのか?
とかが、直観的に分かるからだ。
何で、そう言うことが分かるか?
それは、僕が生まれつきの才能を持っているから・・・
じゃない!
答えは、これまでの人生でバカほど女性に声をかけてきたからだ。どれだけ少なく見積もっても3万回は女性に声をかけている。
それだけやっている人は中々いないだろう。だから、僕は女性の意図するところが何となく分かるわけだ。
数をこなせば誰でもうまくなる。センスも才能も関係ない。これは臨床心理の学習理論でも証明されている。間違いない。
だから、これからやるトレーニングにしても、実際に人とコミュニケーションをとるにしても、「数をこなす」意識を常に忘れないでいてほしい。
1回や10回や100回の失敗どうということはないのだ。それで、あなたの人生が狂うことはまずない。
僕も、3万回のうち、おそらく2万9千回以上は失敗だ。でも、全く問題なく生きている。むしろ、その経験が糧になっている。
やり続けるコツは、「それをゲームにできるかどうか?」だ。すごく大事なので、もう一度言う。理想のコミュニケーション能力が身につくまでの道のりをゲームにできるかどうかが続けられるかどうかを分ける。
人に矢印を向ける
これも、超大事な心構えだ。
前に、僕が興味がてら婚活パーティなるものに出席したときの話だ。
- 私は顔が小栗旬みたいな男性がいい
- 私は引っ張ってくれる人がいい
- どんなに私が怒っても、やさしく諭してくれる人がいい
- 自分を楽しませてくれる人がいい
- 自分の気持を分かってくれる人がいい
うんざりだ・・・
聞いていて、分かるだろうか?
全部、自分の欲しいものばかり言っているのだ。(誤解しないでほしいが、婚活パーティ出席する女性全てがそうだと言っているわけじゃない。)
僕も含めて、人は放っておくと、自分の方にばかり矢印が向く。自分にどれだけ得がある。どれだけ損する。というような具合に。
あなたのまわりにもいないだろうか?自分の欲しいものばかり主張している人が。
そんな人に会ったとき、あなたはどう感じるだろうか?
決して楽しい思いはしないはずだ。
逆に、あなたに気を配ってくれる。あなたを元気づけてくれる人は大歓迎だろう。ずっと仲良くしたいと思うだろう。それなら、相手も同じだ。
もし、あなたが「自分は自分に矢印を向けがちだ」と感じるなら・・・
「この人から何をもらおう?」という自分への矢印を卒業しよう。
「この人に何をしてあげれるか?」という相手への矢印を身に付けよう。
それだけで、あなたは、相手にとってなくてはならない人になる。
もし、あなたがすでに相手への矢印を身に付けているなら、とても優秀だ。
決意しないと始まらない
最後の、心構えは「決意すること」だ。これも、メチャクチャ重要だ。
僕の知り合いにネガティブで悩んでいる人がいる。その人に、前にポジティブになる方法を教えてあげたことがある。
その人は黙って「分かる。分かる。」と僕の話を聞いていた。
その後、しばらくして、またその人に会ったときに僕は聞いてみた。
「ポジティブになる方法やってますか?」
答えは「No」だった。
「どうしても怠けちゃうんだよね!やった方がいいのは分かってるんだけど。」その人は、そう付け加えた。
「分かるんだよね」じゃダメなのだ。
- 何のために理解するのか?それは実践するためだ。
- 何のために実践するのか?それは変わるためだ。
頭で分かる事はゴールじゃない。
現に、今からする僕の話も、話自体は簡単だ。おそらくあなたは優秀な人だから、頭ですぐに理解できるはずだ。でも、やるかやらないかはまた別なわけだ。
だから、トレーニングの話をする前に、これだけ尺をとって、心構えの話をしているわけだ。
どれだけ、一級品の種も、植える土がパサパさで栄養がなければ、絶対にいい実は育たないのだ。
同じように、どれだけ本質的なトレーニングを紹介しても、あなたの心構えが適切でないと、絶対にいい結果は出ない。
ということで、心の準備はOKだろうか?
もし、OKならいよいよトレーニングの説明をしていく。
コミュニケーション能力を向上させるトレーニング
前にも、話したけど、コミュニケーション能力って何だったか覚えているだろうか?
簡単に言うと
- 上手に話す能力
- 上手に聴く能力
の二つだ。
だから、この2つを今から強化する。
わけだが・・・
その2つの能力が最高にいい形で発揮されるためには、あなたの心理状態がとても重要だ。
ポジティブトレーニング
なぜポジティブになる必要があるのか?
具体的に言うと、あなたの心理状態がネガティブなら、どれだけ高いコミュニケーション能力を持っていても、絶対にいいコミュニケーションはできない。
さっき、僕は女性とのコミュニケーションが得意だと言った。それは、あくまで自分の心理状態がポジティブな場合の話だ。
いくら僕に三万回の女性とのコミュニケーション経験があっても、心理状態がネガティブなら、おそらく女性に相手にされないだろう。
あなたがもし、コミュニケーションが好きで、コミュニケーションするだけでポジティブになれるなら、このトレーニングは必要ない。
でも、もしコミュニケーションが苦手で、億劫だとしたら、必ずこのポジティブトレーニングをやって欲しい。
やってみよう!
やり方は簡単だ。言葉の力を使う。
まず、あなたが上手にコミュニケーションをとりたいと思っている相手を思い浮かべよう。何人でも構わない。その人たちの名前を紙に書き出そう。
書けたかな?
もし書けたら、次のように声に出して言ってみよう。
「○○さんが、幸せでありますように」
「○○さんが、幸せでありますように」
「○○さんが、幸せでありますように」
・・・
○○には、さっきあなたがリストアップした人の名前が入る。一人に対して10回ずつ言ってみよう。
このときに、注意してほしいのが、「ただ言葉に出すだけの作業にならないこと」だ。
言葉に出す目的は、言葉の力を使って、あなたの気持をポジティブにすることだ。言葉に出すこと自体が目的じゃない。そこを間違うと効果が出ない。
とは言っても、あんまり厳格に自分を縛り過ぎても、優しい気持ちは生まれない。
だから、「10回のうち5回ポジティブな気持ちになったら成功」みたいな、ゲーム感覚でやることを強くお勧めする。ポジティブトレーニングなんだから、楽しんでやろう!
話すトレーニング
次は、話すトレーニングだ。コミュニケーションの伝え方には次の3つある。あなたは、自分の意見を相手に伝えるとき必ずこのどれかの方法をとっている。
3つのコミュニケーションの伝え方
だんまりスタイル
これは、相手に言いなりのコミュニケーションのスタイルだ。「相手が正しい。自分は間違ってる。」という考え方が元になっている。
相手に言われっぱなしで、何も言い返すことがない。
このスタイルをとる人は、相手に依存的で、自己否定的な人が多い。
「うまく行かないのは、自分がダメなせい」と自分一人を犠牲にして、それでよしとしようとする。でも、これでは何も現状が変わらない。相手との関係性も絶対によくならない。
攻撃スタイル
だんまりスタイルとは逆のスタイルだ。「自分は正しい。相手が間違っている。」という考えかたがもとだ。
このスタイルの人は支配的で、相手をコントロールしたがる。相手を自分の意見に強引に合わせようとする。
理性スタイル
これは、相手にも自分にも立ち位置があって、それを認める理性のスタイルだ。「相手も一理ある。自分も一理ある。」という感じだ。
このスタイルをとる人は、相手と感情的にぶつかる事がない。いつもまわりと調和していて、まわりからも「理解ある人」と思われる。
例えば、曇りの日。あなたは空を見てこう思ったとする。「ああ今日は雨降ってない。よかた天気よくて!」
そんな、あなたにある人がこう言った。「いやー今日は天気悪くて最悪ですね!」
その時に、
あなたがだんまりスタイルのコミュニケーションをとると・・・
「そうですね。天気悪いですね・・・」となる。
あなたが攻撃スタイルのコミュニケーションをとると・・・
「何言ってるんですか!どう見ても天気いいでしょ!どこに目ついてんの?」となる。
あなたが理性スタイルのコミュニケーションをとると・・・
「確かに、太陽が出てないから、天気が悪いとも言えますね。ちなみに私は、雨降ってなかったから、天気いいと思ってたんですよ。面白いですね。」となる。
理性スタイルなら誰も傷つかない。お互いも理解し合える。
やってみよう!
トレーニング1:だんまりスタイルを理性スタイルへ
あなたは本当は言いたいことがあるのに言えない、だんまりスタイルになってしまったことはないだろうか?まずその時の様子を思い浮かべよう
問1:そのとき、相手に何て言われたかを書き出そう。
問2:理性スタイルの対応をしたとしたら、どうなるだろうか?
トレーニング2:攻撃スタイルを理性スタイルへ
次に、ついカッとなって相手を攻撃する、攻撃スタイルなってしまったときのことを思い出そう。
問1:そのとき、相手に何て言われたかを書き出そう。
問2:理性スタイルの対応をしたとしたら、どうなるだろうか?
聴くトレーニング
4つの聴くテクニック
聞き返す
これは何をするかというと、相手が言ったことに対して、「それは○○ですね!」と聞き返すわけだ。
例えば、こんな相談があったとしよう。
私は本当は社長が嫌いなんです。人を道具のように使うし。この前何て仕事中に「わしのシャツ洗え」って言うんですよ!家政婦じゃないっつーの!でも、そんな社長とも仲良くなれたらきっと仕事もやりやすいだろうし、自分も成長できるような気がするんですよね。
さあ、これに対して、聞き返すとこんな感じだ。ちなみに答えは一つじゃない。いっぱいある。例に3つあげてみた。
- 人を道具のように使う社長に悩まされてるわけですね?
- しんどい状況でがんばってらっしゃるんですね?
- 辛い状況を乗り越えて、自分を成長させたいわけですね?
分かるだろうか?
上手に聞き返すことができれば、相手はあなたに対してこう思う。
「ああ、この人私のことすごく分かってくれてるんだ。何か心許せるな・・・」
この聞き返しのテクニックは、カウンセラーが使うものだけど、一般の人はほとんど知らない。だから、このテクニックを使うだけでも、あなたは相手にとってすごく魅力的な人になる。
まとめる
これは、聞き返しと似ているけど、相手の話をまとめて整理して、返してあげるテクニックだ。
さっきの例でいくと、
つまり、あなたは人を道具のように使う社長に悩みながらも、自分を成長させる場と前向きに考えようとしているわけですね?
みたいな感じだ。
本当を言うと、まとめるテクニックは、30分とか1時間とかの長い話を、コンパクトにまとめてあげるものだ。
これができると、相手は「この人は自分の話を全部理解してくれた」と感じる。好感度が急上昇するのは間違いない。
認める
認めるテクニックも奥が深い。これも例で説明した方が分かりやすいので、例で説明する。
例えば、「私引っ込み思案で、全然自分の思ったこと言えないんですよ。」と言う女性がいたとする。
その人に対して、
- そうなんですね。あなたは辛抱強いんですね。
- あなたは、おしとやかな方なんですね。
- あなたは相手を立ててあげる方なんですね。
のように、暗に相手のいい所を認めてあげるテクニックだ。相手の発言を反映した上で、認めるので、相手の心に強く響く。
面白いもので、ものごとは必ずプラスとマイナス、陰と陽、の両方がセットになっている。要するに良くも悪くも取れるわけだ。
例えば、病気であっても、一病息災という言葉があるように、病気がある方が余計健康に気を使い健康的に生きれられる場合もある。
このテクニックは、相手のネガティブな目線をポジティブに向けさせる効果がある。
これをするだけで、相手からすると、あなたは「元気にしてくれた人」なのだ。いくら感謝しても足りることがない。
開かれた質問
これは、とても有名なので知っているかも知れない。5W1Hの質問とも言われて、具体的には次のような質問のことだ。
- What(何?)
- Why(なぜ?)
- When(いつ?)
- Where(どこ?)
- Who(誰?)
- How(どんなふうに?)
これらは、「はい」「いいえ」で答えられない質問だ。だから、相手によく考えさせることになる。
この質問を上手に使うことで、コミュニケーションがより深くなりやすい。
例えば、「自分の生い立ち」とか「今の悩み」とか、たいてい初対面でいきなり言わないようなことでも、開かれた質問を上手に使えば、そう言う重要なテーマを聞き出すことができる。
重要なテーマを共有すればするほど、相手は、あなたに対して特別な感情を抱く。要するに、もうあなたは相手にとって「その他大勢」ではないわけだ。
やってみよう!
これからトレーニングをするわけだけど、教材として「テレフォン人生相談」というラジオ番組を使う。この番組は人の話を聴くトレーニングには最適だ。
このラジオ番組を聞いたことがない場合も、ネットでも配信されているので、このリンクをクリックして欲しい。
番組の内容は簡単で、カウンセラーが相談者の相談を聞いて、解決してあげるというものだ。
トレーニング1:聞き返すトレーニング
どれでもいいので、一つ相談を聞いてみよう。その中で、
- カウンセラーが相談者の言ったことに対して何と聞き返したか?
- それに対して相談者がどう反応したか?
の2つをチェックして欲しい。ちなみに、カウンセラーの反応は聴き返しだけじゃなくて、相づちのときもある。意見をズバッという時もある。
自分が相談者になったつもりで、やってみよう!
トレーニング2:認めるトレーニング
テレフォン人生相談の中で、今度はカウンセラーになったつもりで、相談者のいい所を見つけてみよう。
相談者が、
- 自分は○○だからダメなんです
- 自分は○○なすごく辛い状況なんです
とネガティブなことを言っているときほど、その裏にはポジティブが隠れている。
ポジティブな解釈を見つけてみよう。
トレーニング3:まとめるトレーニング
テレフォン人生相談で一つの相談を、まず一通り聞こう。一通り聞き終わったら、音声を止めて、まとめてみよう。
「つまり、あなたは○○ということですね?」のような形にまとめられればOKだ。
トレーニング4:開かれた質問するトレーニング
次の閉ざされた質問を、開かれた質問に言い換えよう。例を参考に。(※これはテレフォン人生相談を使わない。)
<例>調子はいいですか?
→調子はどうですか?
<問1>結婚していますか?
→
<問2>普段からお酒は飲みますか?
→
<問3>今日は仕事うまく行きましたか?
→
まとめ
コミュニケーション能力を向上させるための心構え
やった分だけうまくなる。
継続は力なり。トレーニングは、とにかく、回数を繰り返しこなそう。
人の矢印を向けよう。
自分にばかり矢印が向いている人は魅力がない。「どうしたら人が喜ぶか?」という視点を意識しよう。
決意しよう
変化は行動から始まる。行動は決意から始まる。決意無くして、トレーニングの成果は絶対に得られない。「やらなかったら死ぬ」くらいの気持ちで決意しよう。
コミュニケーション能力を向上させるトレーニング
ポジティブトレーニング
心を思いやりのポジティブな感情で満たそう。方法は、「○○さんが幸せでありますように!」と何度も何度も声に出して願うことだ。
話すトレーニング
話し方には、3つある。だんまりスタイル。攻撃スタイル。理性スタイル。理性スタイルで、相手も自分にも優しい理性的な話し方を身に付けよう・
聴くトレーニング
聴くテクニックには4つある。聞き返す。まとめる。認める。開かれた質問。この4つを上手に使って、最高の聴き上手を目指そう。