マインドフルネス修行inスリランカ

マインドフルネスの修行のためにスリランカへ行ってきました。今回は、そんな修行の旅についてお伝えしたいと思います。

マインドフルネスで、なぜスリランカ?

そう思われるかもしれませんね。でも実は、スリランカはマインドフルネスととても関係がある場所なのです。

元々、マインドフルネスは仏教の修行のヴィパッサナー瞑想より取り入れられています。

ヴィパッサナー瞑想は仏教の開祖であるブッダが約2600年前に発見された瞑想法で、仏教では悟りへ至る瞑想としても知られています。

仏教はもともとインドで生まれましたが、今はインドもヒンドゥー教の影響が強くなり、仏教は影を潜めています。

そんな中、お近くのスリランカでは未だ仏教が色濃く残っています。北海道より狭い土地の中に、仏教に関する世界遺産がいくつもあるのです。

そんな環境の中、スリランカでは、お坊さんを中心に、大昔からヴィパッサナー瞑想を実践してきたという歴史があります。つまり、スリランカはヴィパッサナー瞑想=マインドフルネスの聖地なのです。

というわけで、本場の仏教のお坊さんのガイドの下、仏教にまつわる色んな史跡を見せていただきながら、 マインドフルネスの実践に取り組んでまいりました。

いざマインドフルネス瞑想センターへ!

歩くマインドフルネスを実践する砂地

スリランカはマインドフルネスの聖地だけあって、マインドフルネスを実践できる瞑想センターがいくつもあります。

今回は、コロンボ市内から車で1時間くらいのところにあるスマティパーラ瞑想センター( Sumathiphala Meditation Center )でマインドフルネスを実践してきました。

ここは瞑想センターだけあって、マインドフルネスを実践する環境が整っています。

座るマインドフルネスをやる場合は、コンクリート打ちっぱなしの広場が用意されています。

それに写真のように、歩くマインドフルネス専用の砂地も用意されています。

もちろんコンクリートの上を歩いてもいいのですが、個人的には砂地の方が足裏の感覚を感じやすく、マインドフルネスを実践しやすい感じがしました。

マインドフルネス瞑想センターで得たもの

仏像に捧げるハスの花

それはやはり、自分の心を鍛えることへの強い意気込みですね。

マインドフルネスを実践するほど、感情的にならなくなり、理性的に物事を判断できるようになり、人にも優しくなれることが分かっています。要するに動物性が抑えられ、人間性が増すのです。

人間は放っておけば、動物と同じように欲や感情で生きてしまいます。

楽しいからという理由で食事し、嫌いだからと言う理由で人をののしり、欲しいからという理由でブランド物に夢中になったりします。

それによって一瞬は喜びを感じられるかもしれません。でもその喜びは一瞬で消えます。そしたら、また次の喜びを探し求めなければいけなくなります。

そうやってエンドレスで喜びを追い求めることは実はとても苦しいことであり、その先に幸せはありません。というのも、その根底には常に渇望感(満たされない感覚)があるからです。

一瞬満たされる感覚を得られても、満たされない感覚を感じている時間の方が圧倒的に長いのです。幸せはそういった動物性の活動の先にではなく、人間性の活動の先にあるのです。

人にも自分にも優しく、思いやりを持って世の中で生きられること。感情的なったり妄想に振り回されたりせずに、一つ一つ目の前の物事に気づきながら今を生きていけること。

そういった人間性を強化するには、やっぱり本能に逆らってでも、自分の心を鍛えていくという強い意志が必要だと思います。

僕がメンタルの専門家として、人に対して心の訓練を進めるのなら、僕自身がまず心を訓練する実践者でなければいけない。そう思っています。

そして、世の中の人と心を鍛えることで得られる本当の幸せをシェアできたとしたら、それは僕にとって最高に意味のあることです。

【無料レポート】社員のウェルビーイングを高めながら会社の利益も高める方法

第1章 ウェルビーイング(幸せ)とは

第2章 なぜ社員のウェルビーイングが大事?

第3章 社員のウェルビーイングを高める経済的メリット

第4章 社員のウェルビーイングを高める精神的メリット

第5章 ウェルビーイングが高まるしくみ

第6章 社員のウェルビーイングを高める方法

これらのことについて、要点を簡潔にまとめています。今すぐ下のボタンをクリックして、内容を確認してください。