ポジティブになりたい方へ。ポジティブになる唯一の方法

From:堀口寿人
ポジティブな朝日が差し込む自宅事務所にて

もし、あなたが何に対しても、ネガティブに考えてしまう癖があるとしたら、これから僕がするお話は、あなたにとってとても重要な内容になるだろう。

というのも、世の中にポジティブ思考をつくる方法はいっぱい出回っている。でも、なぜほとんどの人がポジティブになれていない。

それは、なぜだろうか?

僕なりに至った結論が、「理論的にしっくりくる方法がほとんどないから」だということだ。

始めに種明かしをするが、「自分は幸せだ」などのポジティブな言葉を使うことで、実際にポジティブになれる。

それは事実だが、それだけ聞いて「じゃあ実践しよう」と思えるだろうか?

もし、あなたが僕と同じ感覚の持ち主なら、「ホントかな??何か信じられないな・・・」と思うはずだ。

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それで、結果的に実践しないわけだ。人は誰でも同じだが、疑った状態でその事に100%のめり込むことはできない。

例えば、あなたが何か資格を取ろうと考えたとする。それで、そのための資格試験を受けようと決意したとしよう。

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でも、もし「その試験に受かっても資格がもらえるかどうか分からない」という状況だったら、真剣に資格試験に向き合おうとか思うだろうか?きっと思えないはずだ。

僕たちは、「結果が確実に得られる」と確信できるからこそ、そこまでの道のりを頑張れるわけだ。

というわけで、今回は、あなたに「なるほど。それだったら、ちゃんと実践しよう」と思ってもらえるように、ちゃんと根拠も交えてポジティブになる方法をお話したいと思う。

ここで解説する方法を実践すれば、あなたは確実にポジティブになれる。僕自身もそれを実践して効果を実感している。そして僕はもっとポジティブになりたいので今でも実践し続けている。

それに何より、この方法を実践してポジティブにならないことは、脳の構造上あり得ないのだ。

さあ今からその方法を話していく。

ポジティブになる準備はできたかな?
この方法を聞いたら、あなたはネガティブでいることの言い訳ができなくなるけど大丈夫かな?

もしOKなら、次を読み進めて欲しい。

思考の仕組みを知る

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じゃあ、まず思考の仕組みを知ることから始めよう。思考の仕組みを知ることで、「これから実践する方法がなぜ効果的なのか?」がよく分かるようになる。

まず、思考には2段階あることを理解してほしい。

一つは、思考
一つは、思い込み
だ。

もちろん、心理学的に細かく分解していけば、もっともっとたくさんの段階があるが、日常生活にそこまでの知識は必要ない。

この2段階あると理解するだけで十分だ。じゃあ、この2つはどんなもので、お互いにどういう関係性があるのか、を今からお話する。

思考

まず、は思考だ。
思考とは僕たちが普段意識的に考えていること、思うこと全てだ。

例えば、今日僕は朝起きてから1時間の間に、こんな思考をした。

  • あ、やべ~いつもより寝すぎちゃったよ。
  • でも、いつも朝日課にしている瞑想実践はしないとな
  • よく寝たおかげで体調はスッキリ爽快だな~
  • 肩のコリがちょっと気になるな・・。
  • よし、今日もおいしいコーヒーを飲んで、気持ちよくスタートしよう
  • 昨日、大掃除したから気持ちいいな
  • ああ、スッキリ整った事務所で仕事できて恵まれてるな
  • 空気がちょっと乾くから、加湿器をつけよう。アロマポットにアロマオイルを垂らして・・・

などなど

思考に関しては、それほど難しい概念ではないと思う。重要なのは、もう一つの概念である「思い込み」だ。

思い込み

思い込みはポジティブシンキングを語るうえで一番重要な概念だ。というのも、僕たちの思考は思い込みに支配されているからだ。

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例えば、あなたが、ある日、出かけようとしたら、雨が降ってきた。さて、あなたはどう思うだろうか?

もし「ああ、ついてない。せっかく出かけようとしたのに雨が降るなんて。自分はやっぱり運がない人間だ。」と思ったとしたら、、、

あなたは「自分は運のない人間だ」と思い込んでいる可能性がある。

これを聞いて、「えっ誰だって雨が降ればついてないと思うよね!?」と、もしあなたが思ったとしたら、それは要注意だ。

というのも、雨が降っても「自分はついてない」と思わない人もいるからだ。

例えば、日照り続きで、雨を心待ちにしている農家のおばあちゃんはどうだろう?

きっと「やった自分はついてる」と思って、ご満悦な気持ちで外を眺めるはずだ。実際に僕のおばあちゃんがそうだったから、そういう人は確実にいるのだ。

こんな感じで、僕たちが何か考えたり、思ったりするとき、必ずそれにふさわしい「思い込み」が裏にある。

だから、「自分はついてない人間である」というネガティブな思い込みを持っている人は、何が起こっても「自分はついてないという思考」に結び付けたがる。

こういった思い込みの多くは、僕たちが幼いころに身につくと心理学では言われている。

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例えば、子供時代に親から「お前はダメな子だ」と言われ続けた人は「自分はダメだ人間だ」という思い込みをつくりやすい。

父親に暴力を振るわれた女性などは、「男性は鬼畜で乱暴な生物だ」という思い込みを作るかもしれない。

お金のことでいつも家族がケンカしている環境で育った人は「お金は人をダメにする」という思い込みを持つかもしれない。

いずれにしても、子供時代に何度も見聞きしたことは、僕たちの心の奥深くに根付く。それが思い込みとなって、思考を支配するのだ。

思考と思い込みの関係

こうやって話をしてくると、何となく思考と思い込みの関係が見えてくる。

つまり、思い込みという原因によって、思考という結果が生まれる、因果関係だ。

もっと別の角度から言うと、思考は顕在意識の働き、思い込みは潜在意識の働きである。

余談だが、顕在意識(思考)と潜在意識(思い込み)の力のバランスは4:96と言われている。(おそらく実際はもっと差がある)

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ここで次の2人をイメージして欲しい。

  • 一人は4キロのダンベルを持ち上げるのが精いっぱい。
  • 一方で、もう一人は96キロのバーベルを軽々と持ち上げる。

この2人が力比べをしたらどうなるだろう?結果は火を見るよりも明らかだ。

だから、「遅刻癖を治したいけど治らない」と言う人は「遅刻癖を治したい」と思っている。でも、一方で「遅刻しても大丈夫。何も変わらない。」と思い込んでいるのだ。だから、思い込み通りの結果になる。

ポジティブな思い込みを作るには?

ここまでを整理しよう。

もし、あなたがポジティブな思い込みを作る事ができたら、、、
自動的にポジティブな思考が生まれるようになるということだ。

逆に、一度ポジティブな思い込みを作ってしまったら、ネガティブに考えたくても、なかなか考えられなくなるわけだ。思い込みの方が圧倒的に力が強いからだ。

じゃあ、ポジティブな思い込みを作るにはどうしたらいいか?

それは、あなたが今もっている思い込みができたのと、同じ原理を利用するのだ。

そう。冒頭にも話したように言葉の力を使う。

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僕たちが今持っている思い込みは両親や、家族、親戚などによる言葉の影響がとても強い。

少し専門的な話をすると、言葉は脳の中で意味記憶として保存される。そして意味記憶は感情との複雑なネットワークを作っている。

だから、「幸せ」という言葉を連想するだけで、僕たちの中に、それにふさわしい感情が生まれる。

じゃあ、次は「felice(フェリーチェ)」という言葉を連想して欲しい。どんな感情が生まれるだろうか?

もし、あなたがイタリア語に精通しているなら、同じように幸せな感情が生まれたかもしれない。(この言葉はイタリア語で「幸せ」という意味だ。)

でも、もしあなたが僕と同じようにイタリア語をよく知らないなら、なにも感情が生まれなかったはずだ。

それは、「felice(フェリーチェ)」という言葉が脳に意味記憶として保存されていないからだ。意味記憶として保存されていないのであれば、当然、感情とのネットワークも存在しない。

つまり、、、

  • 自分は幸せだ
  • 自分は幸運だ
  • 自分は恵まれている

のような言葉を発音することで、、、

  • 自分=幸せ
  • 自分=幸運
  • 自分=恵まれた存在

というネットワークを脳の中に強引に作っていくわけだ。

でも、実際にそんなことが本当にできるのだろうか?それを今から実験してみたい。

ポジティブになる実験

この実験は簡単だ。
まず、紙とペンを用意して欲しい。

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用意したかな?

めんどくさがってやらない人がたまにいるが、実験の効果を上げるためにも絶対に用意することをおススメする。あなたは当然きちんとやるタイプの人だと思うが。

じゃあ今から僕があなたに言葉を提示するので、それを発音して欲しい。そして、発音し終わった後に、生まれた感情をざっと書き出してもらう。

ということで早速やってみよう。

まず、最初の7個の言葉はこれだ。

  • 自分はついてない
  • 自分はダメ人間だ
  • 自分は何をやってもうまくいかない
  • 自分は一生不幸だ
  • 自分は誰からも嫌わている
  • 自分には生きている価値がない
  • 自分は誰よりも劣っている

発音し終わっただろうか?
では、どんな感情が生まれたかを書き出してほしい。

それでは、もう1セットだけやってみよう。

次の7個の言葉はこれだ。

  • 自分はついてる
  • 自分は価値のある人間だ
  • 自分は何をやっても成功できる
  • 自分は一生幸せだ
  • 自分は誰からも好かれている
  • 自分は誰からも頼りにされる存在だ
  • 自分は有能で他人にはない才能を持っている

発音し終わっただろうか?
それでは、同じように感じた感情を書き出してほしい。

お疲れ様。

実験を2セットやってみたが、どうだっただろうか?
書き出した感情はそれぞれ同じものだっただろうか?

もし、あなたが真剣に実験に取り組んだとしたら、おそらく、それぞれ真逆の感情が紙に書き出されているはずだ。

大事なのでもう一度言うが、この実験で起こる現象は、あなたの頭の中に言葉と感情のネットワークができているから生まれたものだ。決して「当たり前のことだ」で片づけないで欲しい。とても重要なことなのだ。

じゃあ、この実験を踏まえて、いよいよポジティブになる具体的な方法をお話していく。

ポジティブになる方法

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まず、最初の心構えとして、今からする方法は筋トレと同じだと考えて欲しい。この最初の心構えがメチャクチャ重要だ。

あなたがネガティブ思考のクセがあるとしたら、それは例えるなら、運動不足で筋肉がやせ細っている人みたいな感じだ。

そこから、筋肉をつけて、その筋肉を維持したいわけだ。そのためには定期的な筋トレが必要になる。

ポジティブになる方法も、同じ様にする必要がある。

では、まず最初に必要な事は何だろう?

会員制のジムに行ったことがあれば、知っているかも知れないが、まずジムのカウンセラーがカウンセリングをしてくれる。その時に、こちらの筋トレの目的や、どうなりたいかなどを全部話す。カウンセラーは、こちらの要望を踏まえて筋トレの計画を作ってくれる。

ただ、これからやるトレーニングにはカウンセラーはいない。だから、あなた自身があなたのカウンセラーとなって何をいつやるのかを決めてあげる必要がある。

それでは、さっそく始めてみよう。

何をやるかを決める

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まずは何をやるか決めるにあたって、紙とペンを用意しよう。

できたかな??

用意できたら、紙に「自分が身に付けたいポジティブな思い込み」を、思いつくまま書いていく。あんまり思いつかない場合は、次を参考に書き出してほしい。

  • お金は無限にある
  • 出会いは無限にある
  • 自分は強運だ
  • 自分は有能だ
  • 自分の可能性は無限だ
  • お金はいくらでも稼げる
  • 自分は何でもできる
  • 自分は何をやっても成功する
  • 自分は世の中の人に愛されている
  • 自分は人に好かれる人間だ
  • 自分が望むものは何でも手に入る
  • 世の中の人は自分を喜んで助けてくれる
  • 自分はいつだって健康でいられる
  • どんな病気をしても必ず治る
  • 自分には幸運なことしか起こらない
  • 必要な人がベストなタイミングで必ず現れる
  • 自分の人生はとても恵まれている
  • この時代に生まれて幸せだ
  • 自分は最高の両親に育てられた
  • 自分は限りなく優しい人間になれる
  • 自分は絶対に怒らない人間になれる

書き出すときのコツは、細かく考えすぎないことだ。意味がかぶっていてもOK、文章としておかしくてもOKだ。自分さえしっくり来ればいい。

というのも、僕たちが思い込んでいる記憶は、とても断片的であいまいだからだ。例えば、「父親=怒鳴る=怖い=寂しい」のような感じだ。

この思い込みのトレーニングは

  • 自分=幸せ
  • 自分=幸運
  • 自分=優しい

のようなポジティブなネット―ワークを脳の中に作る事を目的としている。だから、あんまり細かいことを考える必要は全然ないわけだ。書き出す数もいくつでもいいが、手始めに5~10個くらいでいいと思う。

<ポジティブになる方法、手順1>
身に付けたいポジティブな思い込みを紙に書き出そう

いつやるかを決める

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次に、発声トレーニングをいつやるかを決める。

そのときに、絶対意識しなくてはならないのが習慣だ。というのも、3日坊主になるかならないかは、習慣にかかっているからだ。

3日坊主になるパターンというのは、その場のノリ(感情)で始めてしまい、ノリ(感情)が冷めたころにやめてしまうというものだ。

何か成果を得ようと思ったら、絶対にノリ(感情)でものごとを始めてはいけない。理性的にどうすれば習慣化できるかを考えるべきだ。

例えば、僕の例を話そう。

僕も、今回のテーマである思い込みのトレーニングを続けている一人だ。

僕は、このトレーニングを習慣化させるために、夜20分の散歩をすることにしている。その散歩の間に、ひたすら自分が身に付けたいポジティブな思い込みを口にし続けることにしたのだ。

これによって、体質も思考も大幅に改善され、ダブルで効果を得ている。

毎日20分くらいであれば全然負担にならないし、今後得られるメリットを考えると、何が何でもこの20分の時間を外せない。それくらい僕にとって非常に価値のある時間となっている。

では、あなたの番だ。

今ここで毎日どのタイミングでトレーニングをするかを決めて欲しい。

ちなみに時間は10分でも30分でも60分でもいい。大事なのはあなたが無理なく続けられる時間に設定することだ。

例えば、「仕事の10分の休憩時間は必ずこのトレーニングに使う」でもいいし、「寝る前の30分は必ずこのトレーニングに使う」でもいい。

<ポジティブになる方法、手順2>
発声トレーニングをいつやるのか決めよう。必ず習慣化させるために負担にならないパターンを考えること。

決意をする

さて、ここまでで何をいつやるのかを決めた。でも、まだここで終わりじゃない。

せっかく決めた計画も続けなければ全く意味がないからだ。そして、続けるために必要なものが決意だ。

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僕の知り合いに、待ち合わせに毎回遅刻してくる女性がいる。本当に毎回だ。その女性も自分で「私は遅刻魔だから~」と言っていた。

ある時僕は、その女性に「じゃ、遠足とか受験のときとかも遅刻したの?」と聞いてみた。

すると、それはちゃんと時間通りに行けたらしい。ちなみに仕事にも遅刻せずに行っているという。同じ女性なのに、ある状況ではきちんと時間に間に合い、ある状況では毎回遅刻する。

なぜ、こんなことが起こるのだろう?

実は、これは決意の差なのだ。

どんなに自称遅刻魔?の女性でも、「きちんと時間通りに行く」と決意すれば、難なく時間通りに行けるのだ。彼女自身がそれを証明している。

野球のイチロー選手は、どんな状況でも、必ず決めた日課はこなすことで有名だ。

以下は、NHKプロフェッショナルの流儀より引用したものだ。

12時少し前に朝昼兼用の食事を取る。メジャーに移籍して7年。メニューはいつも妻手作りのカレー。(7年間同じ)

試合前のイチローは、毎日同じであることに徹底的にこだわる。オリジナルの練習メニューを正確に淡々とこなしていく。準備運動を終えると試合前のバッティング練習に向かう。練習の仕上げ、フリーバッティング。イチローはチームのだれよりもホームランを打つ。ほとんど全てをスタンドに打ち込む。完璧なタイミングでボールをバットの真に当てる。その技はメジャーリーグでも群を抜いている。

人のグローブ、人のバットは絶対に触らない。手にその重さだったり、形だったりが残るのが嫌だから。

打席を待つ間は必ずベンチ中央右寄りに座る。8番バッターに打席が回ると準備が始まる。バットを身体に同化させるかのようにゆっくりと太ももにこすり付ける。

一つ一つを見ると、小さなことかもしれない。ただ、その小さなことを何年も続けているからイチロー選手の今の偉業があるのだ。

その偉業を支えているのは、小さなことをコツコツやるという彼の決意だ。

きっと気分がのらない日もあっただろう。体調が悪い日もあっただろう。イライラしてやりたくない日もあっただろう。でも彼はやるのだ。なぜなら、そう決意したからだ。

じゃあ、どうしたら決意できるのか?
そのコツを少しお話する。

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まず一つは、「ゴールを決める」ことだ。

ゴールがなくて際限なく続くことは僕たちはやりたくない。ぞっとする。でも期間が短ければ短いほど続けられそうだと思う。

マラソンもゴールがあるから「走ってみよう」と思える。もしゴールがなければ、とても一歩踏み出す気にすらなれない。

だから、まず1週間だけやってみよう。それ以上続けるかどうかは、その時に決めればいい。ただ1週間だけは何が何でもやると決意して欲しい。

そして、もう一つ。もしできなかったときの対策。

よく切れるナイフを買って近くに置いておこう。

何でかって?

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それは、1週間続けられなかったときに自害するためだ。

僕はいたって真剣だ。

もし、たった1週間の発声トレーニングも続ける決意ができないのなら、一生ネガティブを抱いて生きていくか、さもなくば死んだ方がいい。

イメージして欲しい。

もし、ナイフを持った兵隊が、四六時中あなたを監視していたとしたら?
あなたが計画したトレーニングをサボったらすぐに、ナイフで襲いかかってくるとしたら?

あなたは是が非でも、トレーニングを実践するはずだ。

<ポジティブになる方法、手順3>
計画した内容で、とりあえず1週間トレーニングを続けると決意しよう。

これで、ポジティブになる方法の3つの手順を説明した。
さっそく今日(または明日)から1週間やってみてほしい。この1週間は首元にナイフを突きつけておくことを忘れずに!

まとめ

思考は思い込みから生まれる。

だから、ポジティブな思考をつくるためには、思い込み自体をポジティブにしなければならない。

ただ、思い込みは僕たちが何年もかけて作ってきたものだから、一瞬で変わる事はまずない。

だから、時間をかけてじっくり、ポジティブな思い込みを育てていく意識が必要である。そのためには、まず自分が身に付けたい思い込みを書き出す。

そして、その内容を思い込みに根付かせるために、発声トレーニングを定期的にやっていくわけだが・・・

その際に、「習慣化」を必ず意識する。「空いた時間にやる」はダメ。必ず決めた時間、決めたタイミングでトレーニングを実践する。イチロー選手のように。

そして、一度計画を決めたからには、最低でも1週間は続けると「決意」する。ダメならナイフで自害しよう。

これで、終わりだ。脳の構造上、これだけで必ず今よりもポジティブになれる。

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最後に一つ補足だが、実際にトレーニングをやってみて生まれる感情に焦点を当てて欲しい。実験でもやったがポジティブな言葉にはポジティブな感情が必ず伴う。それを日々感じながら楽しんで実践しよう!

あなたの人生は必ず変わる。

「ポジティブになりたい方へ。ポジティブになる唯一の方法」への2件のフィードバック

  1. 今の私のとって、とても有意義な記事内容に出会えたことを感謝しています。
    堀口さん、ありがとうございます。

    もし可能なら、「発声」する意義をわかりやすく説明してください。
    もうひとつ、「1週間だけは何が何でもやると決意して欲しい」の部分、ナイフ(=死)以外のことで、決意ができる方法案をいろいろ教えていただきたいです。

    自分は変われる(本当に変わりたいと願える)、そう確信できる、腑に落ちる例をもっと出来たら、拝読したいです。 どうぞよろしくお願いいたします。

    返信
    • 中井さん

      コメントありがとうございます。
      順番にお返事させていただきますね。

      1、「発声」する意義について

      発声した方がいい理由としましては、発声した方がより強く記憶に残るからです。

      実際に、ポジティブな言葉は発声せず思考しただけでも効果があります。ただ、ネガティブな記憶がわき起こった時にすぐに負けてしまうのです。

      例えば、僕はある実験をしました。

      寝る前に、横になって
      ・ポジティブな言葉を発声するパターン
      ・ポジティブな言葉を発声せず思考だけするパターン

      この2つのパターンで、自分の中に生まれる感情を観察しました。

      すると、はるかに言葉を発声する方が、ポジティブな感情が生まれやすいことが分かりました。

      仮にネガティブな記憶がわき起こった場合でも、発声することで、すぐにポジティブな感情に切り替えられます。

      余談ですが、仏教の瞑想でも

      ・私は幸せであり余すように
      ・私の悩み苦しみがなくなりますように
      ・私の願いが叶いますように
      ・私に悟りの光が現れますように

      と発声しますが、これと同じ原理ですね。

      -----------

      2、決意をする方法につきまして

      【1】

      別の切り口としましては、「やる意義を深く掘り下げる」という方法があります。

      例えば、「ポジティブになること」は中井さん一人だけの利益にとどまりません。

      今の時点の中井さんがより幸せになるだけでなく、将来の中井さんも幸せで、その中井さんに接する人との関係性全てが変わる事を意味しています。

      具体的には、紙の真ん中に線を引いて、、

      左に「ポジティブトレーニングをやった場合の未来」
      右に「ポジティブトレーニングをやらなかった場合の未来」

      とタイトルをつけて、順番に描きだしていきます。そうすることで、ポジティブトレーニングをすることがいかに意義があるかを深く理解することができます。

      【2】

      また別の方法としましては、「最初のハードルを下げる」というのもあります。

      具体的には1週間ではなく、3日にします。本文と矛盾するようですが、1週間というのは、あくまで習慣を作るための入り口にすぎません。

      ですから、将来的に習慣になるのであれば、最初は3日でも2日でも大丈夫です。3日終わった時に、次にまた1週間続けるかどうか決めるというのでいいと思います。

      【3】

      また別の方法としましては、「ポジティブトレーニングが本当に効果があるということを理解する」という方法があります。これは理論的な人にはお勧めですが、時間がかかるかもしれません。

      ちなみに、僕はこの方法でポジティブトレーニングをする決意が決まりました。まず、やったことは脳科学や心理学の勉強を続けました。

      その中で
      ・思い込みの作られ方
      ・思い込みと思考の関係性
      ・脳の構造
      などが、どんどん分かるようになって行き、ポジティブトレーニングが本当に効果があるということが理解できるようになりました。

      -----------

      3、自分は変われると思える例につきまして

      手前味噌ですが、僕は以前、とっても心がすさんだ毎日を送っていました。常に欠乏感に満ちていて、「なぜ自分には幸運がないんだ」とばかり思っていました。

      そんな自分がみすぼらしく、人に会うのが嫌で、どんな誘いにものらず、家に引きこもっていました。ついには誰にも誘われなくなりましたが。「何とかして自分に利益がないか」ばかり考えていました。

      メールもそっけなく返してました。電話もよく無視ししてました。人を妬んでいました。卑屈になっていました。

      そんな僕も今では、まわりの方に感謝の気持ちを示し、プレゼントをあげ、丁寧にお返事を返せるようになってきました。

      それは、たったここ数カ月のポジティブトレーニングの成果です。

      もちろん、ここ数カ月で身の回りの条件はほとんど変わっていません。収入も増えたわけじゃありません。住むところが変わったわけでもありません。美人に告白されたわけでもありません。

      でも僕の気持ちは、数か月前と比較にならないほど満たされています。

      僕が満たされれるほど、まわりの人も幸せになるのがよく分かります。また、その状況がさらに僕を満たしてくれます。

      僕は、これはゲームだと思っています。

      昨日より僕が幸せになれば、それに伴ってまわりの人も幸せになります。だから、このゲームは一生続けたいと思っています。

      とりとめもないお話になりましたが、また別の例がありましたら、順次ブログで取り上げていきますね。

      とても有意義なコメントありがとうござました。

      中井さんにご質問いただいたおかげで、これを読む方にもさらに有意義な記事になったと思います。

      本当に感謝します。
      健康にお気をつけて、お幸せでありますように☆

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