あなたは答えられますか?
いつも社員同士が気を使いあってギクシャク。言いたいことも言えずに愛想笑い。不平不満や陰口が聞こえ、雰囲気はどんよりして、社員はただ言われるがままロボットのように働く。高ストレス者も2割ほどいて、毎月のように社員が離職していく。
あなたは、こんな職場を改善することになりました。この職場をよくするために一つだけ対策を打つとしたら何をしますか?
- コミュニケーション研修をやる?
- 朝礼をみなおす?
- 社員と面談する?
確かに、それらも効果があるかもしれません。でも私ならこうします。
職場のどこにどんな問題がるのかを見える化する
やみくもに対策を打ってもダメ
ちょっと考えてみてください。
あなたが病院に行ったとします。熱が39度あり、咳っぽく、体もダルい・・・。
そんな状態で、病院に行って、医者が検査も何もせずに、「コロナですね」と決めつけて、薬を出して来たらどう思いますか?
「この医者はヤブ医者だ!」と思いませんか?
どこに問題があるかも分からず、いきなり対策を打とうとするのはこれと同じくらいおかしなことなのです。
問題解決はこのサイクルで
問題解決サイクルはPDCAが有名ですが、それをもっとシンプルにしたものにPlan→Do→Seeサイクルがあります。
- Plan(計画)とは、いつどこにどのような対策をするかを計画すること
- Do(実施)とは、計画した対策を実施すること
- See(評価)とは、実施した対策の効果を評価する
これを回すことで、問題がどんどん解決されて、職場がどんどんよくなっていきます。
効果が出なければ全てムダ
当たり前ですよね?形だけの対策で、効果がなくて、費用や手間だけがどんどんかかっていくなら、そんな対策はムダです。
つまり、対策を打つなら、何としてでも、たとえどんなに小さな効果であっても出さなければいけません。
必要なのは職場の現状を見える化するスキル
そのために必要なのは、職場の現状を見える化するスキルです。もっと具体的に言うと、
- どこ(誰)にどんな問題があるのか?
- その問題の原因はどこにあるのか?
- その問題を解決するにはどういう対策が必要か?
こういったことを明らかにする必要があるのです。こういったことが明らかになって初めて、本当に効果的な対策を打てるようになるのです。風邪だと分かった上で、風邪薬を処方するように。
職場の現状を見える化できれば・・
- 職場の問題や、その原因を特定して、効果的な対策が打てるようになります
- そうすることで社員の幸福度や生産性を着実に高めていけます
- 職場の雰囲気もよくなり会社の業績にもプラスの影響があります
これらは多くの研究でも裏付けられています。
職場の現状を見える化するには?
いくつも方法がありますが、まずはこれらを参考にしてください。