研修の概要
Tグループという、特にテーマを設けず、グループにおいて、今ここで起きていることに気づき、そこから課題を見出し、課題解決のための行動を実際にやってみて、その変化を観察する体験学習のグループワークを実施しました。
具体的に次の4ステップで研修を実施しました。
自分を表現する
考えていることを話すなど、まわりに対してアクションを起こす
フィードバックを受ける
アクションに対するフィードバックを受け、自分の中に、相手の中に、対人関係の中に、グループの中に何が起こっているのかに気づく
気づきを分析する
なぜその現象が起きたのか、その現象が何を意味するのか分析する
課題を見つける
気づきの中から、自分自身の課題と解決のための行動目標を決める
プロセスとコンテント
下の図のように
コンテントとは、「何を話すか?」という領域。たいていのミーティングは、このコンテントレベルで話し合いがなされています。
例えば、職場の問題は何か?それをどう改善するか?報連相のしくみをどうするか?などです。
一方で、プロセスとは「どう話すか?」「どんな心で話すか?」という領域です。
例えば、その時どう感じていたか?周りをどう見ていたか?どんなことが頭によぎったか?相手に対してどう感じているか?などです。
実は、大切なのはこっちで、たいていのミーティングがうまく機能しないのは、この「プロセス」を無視しているからなんですね。
今回のグループワーク研修では、とくにこの「プロセス」に注意を向けて、メンバー1人1人の「プロセス」がどう変化するかをトレーニングするものでした。
